症状①:ハイテンション
初の住宅展示場、初のへーベルハウス訪問を無事に終えた私は、ヘーベリアンLv1になったわけですが、そんなことよりも何よりも高揚感が抑えられませんでした。
憧れのハウスメーカの話を聞いて、こんな素敵な家のオーナーになれる日も遠くない、と勘違いするわけです。
しかし、夫婦というものは面白いもので、意外と性格が逆だったりしますので、妻はこの時、完全に冷静でした。
「そもそも、あんないい家建てるお金ないでしょ?」
と、ズバリでした。
いやいや、貯金とかさ、昇進したらとかさ、退職金とかさ、、、色々あるかも知らんやん、、、
「家のローンのために生活を我慢するのはしたくないからいいわ」
症状②:夫婦で意見が割れる
ヘーベルハウスを出た後も、モデルハウスを外から眺め、誰の家でもないモデルルームをさぞかし自分の家のようにみていましたが、そんな夢のような時間もすぐに過ぎ、現実に戻ります。
妻の言葉を思い返して思うことは、
「買える」ことと「買っても余裕があること」、は全く違うということ。
人生の最大の贅沢は家なので、「買える」が重要な人と、
人生は色々な楽しみがあるので、「買っても余裕があること」が重要な人がいます。
私は比較的前者でしたが、妻は後者でした。
この意識は結構最初に合わせておいた方がよくて、この後契約までずっとオプション一つを決めることでさえも意見が合わないことになります。
お金の価値観ってやつですよね。
我が家はこれまでそういった価値観はあんまりずれていると思ったことがなかったのですが、こういう人生の大きな買い物をするときに初めて少しずれました。まぁそれだけ大切な買い物だ、ってことなんですね。
私自身の対処法については、またいつかの記事で具体的に書きますが、我が家は本格的に家を建てることを考えた時に、FPに相談して、
妻が使いたい人生の色々な楽しみとは、具体的に何か、どれくらいの頻度で、どれくらいのお金がかかるのか、を棚卸しました。
これによって、家にかけられるお金が明確になり、妻と同じ意識で家づくりを進められるようになったと思います。
家づくりを進めても、妻の楽しみは確保される、ということが明確になりましたので
そういう意味では、FPに相談するのは一つの手かな、と思います。
このあたりはまた別の回で。
症状③:心変わり
ハイテンションからの落差と、私の場合は人生のパートナーからあまり前向きな意見をもらえなかったので、「やっぱり家を注文でやるのやめようかな」、「いや、そもそもマンションでも、賃貸でもいいのかも」となりました。
こうなる人は決して少なくないように思います。
どんな事があっても注文住宅を建てるぞ、っていう鉄の意思を持った人は別にそんなことにはならないと思いますが、きち夫家のようにふわっとした気持ちで住宅展示場に行くと、こういうループに入る可能性があります。
ただ、このループは完全に悪だとは私は思っておらず、場合によっては必要なプロセスだと思っています。
もし、皆さんの中でも一度考え直される機会があれば、しっかり考え直してもらえればと思います。
私も、実際に家を本当に注文で建てるべきかな、とか、最初のうちは相当迷いました。
症状④:決断に迫られる
最後、一番大切なことを書きたいと思います。
住宅展示場に行くと色々なテンションになります。
憧れが増幅したり、現実がよりクリアに見えたり、人によって様々ですが、最終的には決断をする時が来ます。
このまま、家づくりを進めてよいのか、やめるのか、その最初の判断のタイミグが住宅展示場に訪問した後だと思います。
家を建てなくてよい理由は、数えればきりがないほどあります。
将来のことが不安であるとか、子供のことを思ったらタイミングじゃないとか、転勤するかもしれない、とか、、、
どれもその通りで、理由としては十分すぎる理由かと思いますが、きち夫は、家づくりには期限があると思っています。
確かに、何歳からでもローンは組めるかもしれませんが、現実的には子供の年齢とか、親の年齢とか、自分の健康とか、家を建てなくてよい理由は後から後からどんどんやってきます。むしろ増えていきます。
住宅展示場に足が向いたということは、家を建てない理由は大なり小なりあるにせよ、建ててもよい理由もあったからだと思います。
やめるのはいつでもできるので、建ててもよい理由とも向き合ってみて、それでもやめよう、であればやめたらよいと思います。
きち夫は、建てたい理由がありました。
子供がのびのびと暮らせる、地元と言える場所を作ってあげたかった、どうせやるなら小学校に入る前、と決めていました。
家は高いな、本当に今の年収で返せるのかな、とか、不安は尽きませんでしたが、
ハンコを押すまでは大金は発生しませんので、ちょっとでも建てる理由があるのなら、引き続き家づくりを検討していただくことをお勧めします。
ちなみに、子供連れ(2歳と5歳)で訪問して結構大変でしたが、この問題(子供の面倒)は何とかなります。
意外と住宅展示場にはそれ専門の方がいることもあって、子供がいると打ち合わせできないことはない(しにくい、はありますが)、心配せずに進んでください。
とはいえ、最初にコンタクトをとったハウスメーカが塩対応みたいなところだったり、子供の相手が大変でどっと疲れるようなことであれば、もしかしたら、もうちょっと子供が大きくなってからマイホームを考えようか、と、一旦あきらめていたかもしれません。
それくらい、最初に訪問したハウスメーカは大事だったと思います。
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